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「忍」の一字

1月5日(土)


 明日の晩、僧堂(専門修行道場)では、鏡開きとなります。

お供えした鏡餅を割って、お汁粉を作って雲水さん達が食べます。

(円覚僧堂だけの習慣かもしれませんが)この時にあみだくじを

作ってそれを引いていき、1等から最下位までの順位を決めて

管長様に書いていただいた色紙など景品(もちろん1等が一番豪華!)

をもらっていきます。そして、最下位のくじをひいてしまった人が

お汁粉を作ってみんなに振る舞います。

blog-DSC00442.jpg

これが、今年、管長様が鏡開きの為に揮毫された色紙の

何枚かです。

「忍を懐きて慈を行ぜば、世世怨みなし。

中心は恬然(てんぜん)なり、終に害毒なし。」

{しのぶ心を持っていくつしみの行いをすれば、ずっと

怨まれることはない。心はやすらかで、けっして悪影響を

与えることはない。}

blog-DSC00445.jpg

「忍の徳たるや、持戒苦行も及ぶこと能わざる所なり。」

{戒律をかたく守ることや体を痛めて苦行をすることばかり

が修行なのではない、本当の修行は、理不尽なことがあろうが

何があろうが耐え忍ぶということだ。}

blog-DSC00443.jpg

「世は恃(たの)む所無し、唯だ忍のみ恃むべし」

{人生、にっちもさっちもいかなくなって、

何をしようとしても出口が見つからず行き詰まって

しまうこともあろう。その時は、ただ、じっと耐え忍ぶことだ。

そうすれば、きっと状況は、変わって来るものだ。}

blog-DSC00444.jpg

「忍は大舟たり、もって難きを渡るべし。」

{耐え忍ぶことは、タンカーのような大きな船のようなもの。

どんな荒れた大海原も渡っていくことができる。}

(後記)

 管長様の雲水さんへの思いの込められた言葉の数々ですね。




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